泉岳寺の説明
泉岳寺(せんがくじ)は、東京都港区高輪にある曹洞宗の寺院で、山号は「萬松山(ばんしょうざん)」です。青松寺・総泉寺とともに「曹洞宗江戸三箇寺」のひとつに数えられています。
この寺は、赤穂浪士(赤穂義士)47名および浅野家関係者の墓所があることで広く知られており、「忠臣蔵ゆかりの寺」として全国から参拝者が訪れます。
また、江戸時代には仏教学問や修行の中心として多くの僧侶が集まった叢林(そうりん)寺院でもあり、宗教的・教育的な役割も果たしてきました。
泉岳寺の読み方
読み方は「せんがくじ」です。
正式名称は「萬松山 泉岳寺(ばんしょうざん せんがくじ)」といいます。
泉岳寺の建立年
泉岳寺の創建は慶長17年(1612年)です。
開山は門庵宗関(もんなんそうかん)和尚で、今川義元の孫にあたる人物です。
もとは江戸・外桜田(現在の警視庁付近)に建立されましたが、寛永18年(1641年)の大火により焼失しました。
その後、徳川家光の命によって毛利・浅野・朽木・丹羽・水谷の五大名によって現在の高輪の地に移転・再建されました。
泉岳寺の最寄り駅
最寄り駅は、都営浅草線・京急本線の「泉岳寺駅」です。A2出口から徒歩約3分ほどの場所にあります。
また、JR山手線・京浜東北線の「高輪ゲートウェイ駅」からも徒歩約7分でアクセスできます。
そのほか、東京メトロ南北線・都営三田線の「白金高輪駅」からも徒歩圏内です。
泉岳寺のアクセス
電車を利用する場合、泉岳寺駅のA2出口から第一京浜(国道15号)を北方向へ進み、交差点を左折すると境内が見えてきます。
JR高輪ゲートウェイ駅からは、北改札を出て第一京浜を南に進み、徒歩5〜7分ほどです。
白金高輪駅からは徒歩約10分で、ゆるやかな坂道を下るルートとなります。
車で訪れる場合は、国道15号「高輪二丁目」交差点を目印に進むと分かりやすいです。周辺は一方通行が多いので注意が必要です。
泉岳寺の駐車場の有無
泉岳寺の境内には一般参拝者向けの大規模な駐車場はありません。
ただし、山門前に数台分の無料駐車スペースがあり、短時間であれば利用できることがあります。
長時間駐車の場合や満車時は、周辺の時間貸し駐車場(コインパーキング)を利用します。泉岳寺駅周辺には複数の駐車場があり、最大料金が設定されている場所もあります。
泉岳寺の拝観料

泉岳寺の本堂や境内の参拝は無料です。
ただし、お線香を供える場合には「お線香料」として300円程度の協力金が求められます。
敷地内にある「赤穂義士記念館」や「義士木像館」は有料で、大人500円、中高生400円、小人250円、団体(30名以上)は1人400円です。障がい者割引もあります。
泉岳寺の拝観時間
境内の開門時間はおおむね7時から16時までです。
季節によっては、4月から9月は18時まで、10月から3月は17時まで開いている場合もあります。
赤穂義士記念館および義士木像館は、9時から15時30分までが拝観時間です。夏期は16時30分まで開館する場合もあります。
泉岳寺の休日
泉岳寺の境内は年中無休です。
ただし、赤穂義士記念館および義士木像館は、2月から8月の最終水曜日に休館日があります。
泉岳寺の住所
泉岳寺の住所は〒108-0074 東京都港区高輪2丁目11-1です。
泉岳寺の電話
電話番号は 03-3441-5560 です。
FAX番号は 03-3441-2208 です。
泉岳寺の公式サイト
泉岳寺の公式サイトは https://sengakuji.or.jp/ になります。
「曹洞宗 江戸三ヶ寺 萬松山 泉岳寺」として運営されています。
参拝案内、義士記念館の情報、行事予定、アクセス地図などが掲載されています。
泉岳寺の関連情報
泉岳寺は「忠臣蔵」ゆかりの寺として知られ、赤穂浪士47名および浅野家の墓所が整然と並んでいます。
境内には、浅野内匠頭の墓や大石内蔵助をはじめとした義士の墓があり、毎年12月14日には「義士祭」が行われ、多くの参拝者が訪れます。
そのほか、吉良上野介の首を洗ったと伝わる「首洗い井戸」や、義士ゆかりの「主税梅(ちからのうめ)」などの史跡も残っています。
山門は二層造りで、上階には十六羅漢像が安置され、天井には龍の彫刻が施されています。
本尊は釈迦如来で、曹洞宗の総本山である永平寺と總持寺の教えを継承しています。
泉岳寺の地図
泉岳寺は東京都港区高輪2丁目11-1にあり、第一京浜(国道15号)沿いの「泉岳寺駅」すぐ近くです。
周辺には高輪ゲートウェイ駅、品川駅、白金高輪駅などがあり、交通の便が非常に良い場所にあります。
境内には案内板と周辺地図が整備されており、初めて訪れる人でも迷わず参拝できます。

